ごあいさつ

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 一日の学校生活が終わる「帰りのあいさつ」の時間。声を合わせて「さようなら」を言う時、子どもたちはどんな気持ちでしょうか。これから始まる放課後に胸が高鳴り、ワクワクした気持ちでしょうか。それとも、退屈な時間が始まるという憂鬱な気持ちでしょうか。
 学校で過ごす時間より長いともいわれる小学生の放課後の時間。この時間が子ども達の発育にとってとても重要です。狭い部屋の中で誰とも話すことなくただただ時間をやり過ごす子ども達が増えていることを危惧します。子ども達がワクワクする時間を過ごしながら、自然とたくさんの学びが得られるような放課後をつくることが私の一つ目の願いです。
 私には大切なパートナーと2人の娘がいます。長女が1歳の時、初めて待機児童問題に直面し、仕事と子育ての両立の難しさを思い知りました。働きたくても働けない、もしくは無理やり仕事と育児の両方をこなしていっぱいいっぱいになっている保護者の方がたくさんいます。誰もが安心して働き続けながら子育てできる環境をつくること。これが私の二つ目の願いです。
 2015年にSDG(Sustainable Development Goals)が国連で採択されました。子ども達も、子ども達の子どもも、またその子どもも…みんながずっと暮らし続けられる社会を築くために、みんなで達成する17個の目標です。私は子ども達に「伝えること」から始めようと思います。そして、ともに考え、行動におこし、身近なところから変えていきたいと思います。持続可能な社会を実現することが、三つ目の私の願いです。
 民間学童MAPSをどうぞよろしくお願いします。

民間学童MAPS 代表
東海林 祐太